SATOWEB(佐藤雄樹)

ノスタルジックな夜とカレーライスの話

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納品を待つばかりのフリーペーパーの未掲載ショットでこんにちは。

佐藤雄樹(@sat031o)です。

自分でも満足いっていないものを、人様に教えるということはとてもとても難しいものです。

技術を教えるということは、ワンセットでその心も伝えなければ、本当の意味で相手には伝わらないかも知れません。

でも、その心が伝わった!と確認することはなかなかに難しいものです。

例えば

カレーを作る時に、まずお肉から炒める人もいれば、玉ねぎから炒める人もいるでしょう。玉ねぎは粗く切る人もいれば細かく微塵切りにする人もいるでしょう。

玉ねぎを飴色まで炒める人もいれば、サクッと火を通すだけで終わる人もいるでしょう。

じっくりコトコト煮込む人もいれば、強火で一気に加熱して終わる人もいるでしょう。

隠し味にコーヒーを入れる人もいれば、チョコレートや生クリームや蜂蜜や林檎を入れる人もいるでしょうし、何も入れない人もいるでしょう。

カレー粉は1種類の人もいれば、2.3種類混ぜる人もいるし、スパイスから作る人だっているかも知れません。

そうやって作り方の違いはあれど、最終的に出来上がったものが食卓に並び、お口に運ばれて、みんなを笑顔にして喜ばせているのは、誰が見ても「カレー」です。

作り方の違いはあれど、何処までいっても、誰が見ても「カレー」なのです。

それを見て、「あ!ママ!今日の夜ご飯はクリームシチューだね!」なんて言うやつは、少なくともこの日本には居ないでしょう。

美味しいカレーを作る最低の条件

ただ、少しだけ違うのは

みんなが「カレー」と認識し、カレーが多くの人の心を掴んでいるのにも関わらず、それを食べた時の感想は人それぞれ違うものになるということです。

作り方、材料の仕込み方が違うから当たり前と言えば当たり前です。

同じ味になる訳がないし、カレー好きなのに、「あ、私このカレー苦手だわ」なんてことが起こるのも当然なことだし、逆に、「なにこのカレー!初めて食べた!美味!」なんて興奮する人も出てくるでしょう。

より美味しいカレーを食べて貰うために、毎日どうやったらもっと食べてくれる人が喜んでくれるか、どうやったらもっと美味しいカレーを作ることが出来るか、どうやったら自分にしか出来ないカレーを作ることが出来るか、ここをこうして、あそこをああして、これはこうした方がいいんじゃないか、という無限の自問自答を楽しみながら向き合うことが出来る人が、美味しくて喜ばれるカレーを作ることが出来る最低の条件なのではないでしょうか。

さっきからカレーカレーうるせぇな。え?

だから、「美味しいカレーを作るコツを教えてください」と問われれば、「美味しくなるまで何回も作っては失敗し、やってみては軌道修正し、積み重ねていくしかないよね」と返す、そういう結論に辿り着く。

作り方を教えれば、誰でもカレーは作れるようになれます。でも、それが美味しいか美味しくないかは分からないのです。美味しいという人もいれば、美味しくないという人もいるのです。でもカレーは万人に美味しいと思われるものでもあるのです。

あなたはどんなカレーを作る人になりたいのか。

どんなカレーを求める人に自分の作ったカレーを食べて欲しいのか。

技術を教えることと心を伝えることがワンセットというのは、そういった”ご近所さんだけど他人”みたいな、絶妙な距離感のもとに存在している両者を、バランス良く相互作用させてあげることだと思うのです。

ただ最近では「私は別にそんなカレーに思い入れないのであしからず」的な100均のカレーで満足する人達も増えていると聞きます。あのカレーの味を知っているのに100均のカレーでも成立する図式を作ることって悲しいことだったりする。

そんなことも踏まえて、美味しくないカレーを美味しいと言うのが優しさなのか、美味しくないカレーを美味しくないと言うのが優しさなのか、それは今の所全然分からないけど、僕としてはやはり美味しいカレーを作りたいし、作れる人でありたいから、後輩達にもそうなって欲しいし、美味しいカレーを作れる人になって沢山の人を喜ばせる人になって欲しいし、将来、美味しいカレーについて語り合える仲間になりたいから、だからこそ、美味しくないものは美味しくないとはっきり言う道を選んだのだけど、これはカレー好きデフォルトマンにしか通用しないやり方なのかな、とか思う夜もあるものです。

どうでもいい人には、「うわっこれ超絶うまっ!ハンパねえっ!」とでも言って、テキトーにはぐらかしているでしょう。難しいですね。

もっと美味しいカレーを作れるように、君たちが作ったカレーを心から美味しかったと言える日を迎える為に、明日も頑張ろう。

孤独な太陽 / エレファントカシマシ

孤独な太陽 / エレファントカシマシ

この記事を書いた人

B-THREE BLD.トップスタイリスト・IT部部長佐藤雄樹 【310】
佐賀県唐津市出身。1986.6.11生。
大村美容専門学校卒業後、長崎SHINJU INTERNATIONAL入社。
B-THREE BLD. トップスタイリスト。
「美しい髪を共に創り上げることが出来る人」を目指し、お客様のライフスタイルやご気分に合わせた”似合う”ヘアスタイルを必ずご提案します。
またIT部部長として、同社WEB事業を手がけています。
何事もD.I.Y精神がモットーです。
ご予約やご相談はお気軽にLINE@から。

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