SATOWEB(佐藤雄樹)

誰かが「言いたいことを全部伝えたら逆に伝わらない時があって、だから全部伝えたいけどそこでグッと我慢して伝える為に伝えない、伝える為に必要最低限だけ伝えることが出来るようないい男やいい女になりたいな」って言ってて凄く同感したんだけど、そんな無言のキャッチボールが出来てると思ってたら危険だよって話を俺にする。

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「教えない」ことを「教える」

僕は毎週火曜日と水曜日に、後輩たちにカットを教えています。

教えると言っても、自分に出来ることだけなので、偉そうに言えないのですが、この時に僕がいつも意識していることがあります。

「教えない」

ということです。

は?何言ってんの感が画面を通してビシビシ伝わってきますが、この教えるという行為の中にある”教えない”というエッセンスがとても大切に思うからです。

もうちょっと詳しく説明すると、例えば、1から10までの行程があって、それを抜かりなく完璧に遂行すればAというものが出来上がるとしましょう。

Aを作るために必要な10の行程ですね。

「教えない」というのは、その時に「1から10の行程を手取り足取り攻略本のように教える」という事をしない、という事です。

例えば僕らの仕事が、Aを量産することであったり、Aを最高のクオリティで作る仕事だとすれば、この方法は間違っているかも知れません。

目的は至高のAを作ることだから、むしろ、1から10までの行程のクオリティを僕ら含め、高め続ける必要があるからです。

しかし

僕らの仕事はAを最高のクオリティで作る仕事なのか?

と問われると、僕は首を横に振ります。

何故なら、最高のAとは、お客様それぞれにあるからです。そして、僕ら美容師にも、それぞれが考えるAがあると思うからです。

レッスンの時間やその他の時間は

目の前のお客様が求めているAとは何なのか、また、自分が考えるAとは何なのか

考える時間にして欲しいからです。

ちなみに僕は多分ずっと考えてます。

何も分からない時に「切ってみろ」と言われて戸惑ったあの頃

僕は、カットセミナーとかにも行ったりしましたが、基本的な考え方は社長に教わりました。

社長は、ハサミの持ち方も分からないままヴィダルサスーンで基礎を叩き込んでいるので(当時、ハサミの持ち方も分からんで此処に来たやつは初めてだと言われたそう)、ガチガチの理論派カットの申し子だと僕は思っているのですが、それをそのままスタッフに落とし込むのではなく、膨大なサロンワークから得た自分の体験と理論をミックスして、時代に合わせたやり方で僕らに教えてくれました。

僕「社長、このスタイルを切ってみたいです!」

社長「切ってみろ」

以上でした。猛爆

当時は「えっ?」となったもんてすが、今思えばよく分かります。

「切ってみろ」の背景には、まず切ることで、”今の自分に何が足りなくて何が分からないのかが分かる”から、次の自分の一手を考えるようになる、という裏工作が含まれていると思うのです。

この 考えるという作業が、とても大切なのです。

少し話が逸れましたが、この経験から、1から10まで何でもかんでも正解ややり方を教えることに、僕は懸念を抱いています。

それはカットだけに限らず、他の事でも同様です。

「言われたことはやるけど、言われていないことはやらない」

なんて声をよく聞きますが、それを生み出しているのはそういった風潮も少なからず関係しているような気がします。

1から10までの工程を”考えながら”取り組むことで、最高のB最高のCを作れる自分になれると思います。

最高のAしか作れない方法論なんて、何の価値も感じません。

具体的に言えば、ただヘアスタイルを作るだけではなく、今やっているこの作業は、Aを作る為に必要な3の工程で、この3の工程はどういう方法で切れば、より良くなるかという事を考える、という事に繋がります。

後輩・緒方の例

しかし、そのやり方にもデメリットがあります。

自分がどれだけ出来ているか?という尺度が感じづらい点です。

最高が定義出来ないのに、最高のAやBやCを求められます。

おそらく、ウチの会社が定期的に海外研修や社員旅行で、世界で一流と言われているホテルや旅行会社を体験させてくれる背景には、ここに理由がありそうです。

もっと身近な例をあげれば、センスを磨く為に美術館へ行く、とか色んなものを見る、とか、そういった「体験や経験」が、自分たちが作るAやBやCに深く、密接に関わってくるのでしょう。

つらつらと書いてきたことを、「考えろ」という一言にのせて日々を過ごしていますが、やはり、全然伝わってないな、と思う時もしばしばです。

先日、後輩の緒方に

「君さ、カットレッスン(ウィッグ)しよる時さ、何考えて切ってるの?」

と聞いてみました。

緒方「一応・・色々考えながらやってます・・」

僕「色々って例えば?」

緒方「・・・」

僕「スタイルカットしてさ、自分に何が足りなくて何が足りてるかとか感じながら切ってる?」

緒方「何が足りないのかが分かりません・・」

僕「じゃ、それを分かるようにするにはどうしたらいいと思う?」

緒方「分かりません・・」

 

 

 

OMG!

 

 

 

僕「それが分かるようになる為には、自分の中に比較できるもの(引き出し)を増やして行くしかないよね?」

緒方「はい」

僕「そういう風にウィッグレッスンしないと、そのウィッグただ切ってるだけだから勿体無いよ」

緒方「具体的にはどうすれば・・?」

 

 

 

喝ぁつぁぁぁぁぁぁ!

言葉足らずでは伝わらないこともある

そこから、色々とその方法を教えて(1から10まで手取り足取り教えて)、僕は帰りました。

そしたら緒方のInstagramに

こんなポストが。

あたかも、自分で考えながら試行錯誤しながら切ってますアピールをしています。

喝です。

なので

コメント欄でしごいときました。

ちなみに、その方法論を少し示した時の緒方君の反応を書いておきます。

「そういうの早く教えてくださいよ!」

喝だよ!!

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この記事を書いた人

B-THREE BLD.トップスタイリスト・IT部部長佐藤雄樹 【310】
佐賀県唐津市出身。1986.6.11生。
大村美容専門学校卒業後、長崎SHINJU INTERNATIONAL入社。
B-THREE BLD. トップスタイリスト。
「美しい髪を共に創り上げることが出来る人」を目指し、お客様のライフスタイルやご気分に合わせた”似合う”ヘアスタイルを必ずご提案します。
またIT部部長として、同社WEB事業を手がけています。
何事もD.I.Y精神がモットーです。
ご予約やご相談はお気軽にLINE@から。

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