SATOWEB(佐藤雄樹)

「考えること」すらマニュアル化が必要なのか、否か。

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どんな職種にも仕事にも「マニュアル」が存在するかと思いますが、今日はこのなんとも言えない飛び道具について、思いを馳せてみたいと思います。ええ暇なんです。猛爆

「マニュアル」の特性

マニュアルは仕事を円滑に運ぶ上で、または、従業員のルーチンを統一する上で、なくてはならないものかと思います。

「見て覚えろ!」

「臨機応変に!」

いかにもこんな言葉が飛び出しそうな予感がしますが、右も左も分からない人材を、まず問題のないレベルまで叩き上げるには、やはり「マニュアル」は必要だと思います。

ある程度のルールと、それに即したパターン、セオリーは必要で、言い換えればマニュアルとは、そのお店・組織の経験、歴史とも言えます。

「マニュアル」の裏に潜む危険

しかし、いかなるマニュアルも、完全無欠の存在ではありません。

何故ならば、日々現場で起こるクレームや既存マニュアルで対応出来なかった事象に、絶対はなく、完璧もないからです。
その都度マニュアルに書き加えられる、その繰り返しです。

そういう意味では、人は生涯未熟ですよね。

「完璧」や「絶対」を定義出来ない以上、完璧に近いマニュアルは存在しても、完璧なマニュアル、また完璧な人材も存在しません。

しかし、マニュアルが膨大になればなるほど、経験を積むという感覚よりも「覚える」という意識が勝っていくようになります。

そんな日々を過ごしているうちに悲劇が起こります。

本来、仕事を円滑に運ぶ為のツールだったモノが、円滑に運ばせないツールへと変貌する、俗に言う「マニュアルに縛られる思考(=思考停止)」を生み出してしまうのであります。

こうなってしまった時はやっかい極まりありません。

「先輩に怒られない様に」「マニュアルからはみ出さない様に」「余計な波風は立てない様に」、そんな気持ちから出る行動はクリエイティブとは真逆の類いです。

人を相手にする仕事なら、もう最悪です。接客業ならロボット以下です。

 

「マニュアル」に縛られない思考とは?

では、どうすればいいのでしょう。

私は「考えること」がそれを解決する唯一の手段だと考えています。

「考える」と一言で言っても、それは多種多様ですが、自分が置かれた立場で、場面で、その時々で「自分の脳味噌をちゃんと使う」という事です。

「自分はどう思うのか」

いついかなる時も、「自分」というフィルターを通して、物事を捉えるクセをつける事です。

その時に気を付けているのは、正解や不正解、正義や悪といったフワフワした概念を取っ払うことです。

人からどう思われるとか、こんな考えを持つなんて俺はサバ以下だ、、とかそんなことは考えたらいけません。

 

本を読んだ時、テレビを見ている時、映画を見た時、人の話を聞いた時、、

「感動した」「考えさせられた」「泣いた」etc…

安易な言葉に逃げないで

私は「何が」感動したのか、「何を」考えさせられたのか、「何に」泣いたのか

そんな些細な事を、頭の中で「考えて己の中に刻む」ことが大切です。

 

「考えること」の先にあるもの

何に対しても「考える」クセがついていると、自分の中に変化が生まれます。

これはこうした方がいいな、これはどうだ、あれはああだ、あの人はこんなことを考えているのか!素敵だ!それは違う!この方が良い!なるほど!などなど無数の「問い」が頭の中に生まれて来ます。

そうです。「気付く」ようになるのです。(何がそうですじゃw)

僕の28年の人生で出会った人の中のこの「気付く人」と思われる人種の中で「考えていない人」は一人もいません。

逆に「この人何も考えてないんだろうなー」という人は「何も気付かずに本末転倒なことばかり」考えています。(※この場合の「考える」は、考えていないものとする。要は、決して「マニュアルに追加する項目」を考えることではないということです。猛爆)

 

考えているから、気付く。

気付くから、考える。

そして行動する。また考える。

 

成長スパイラルが巻き起こることになります。

ここまでくれば「マニュアル」はただの「保険」だということに気がつくでしょう。

大切なのは、マニュアルをフル暗記し、こなせるようになることではなく、そのマニュアルから見えてくる隙間に気づく人材になることです。

その隙間こそ「臨機応変」や「融通が利く」といった、本当の意味でのルーチン(クリエイティブワーク)に繋がるのではないかと、私は考えています。

 

「指示待ち症候群」になってはいけない。

しかし、この「考える」という力を身につけ(させ)るのは大変に難しい問題です。

まさに、「言うは易く行うは難し」状態です。

抽象的過ぎて分かりづらいので、僕が感銘を受けたある方のブログから、美容師的に少し脚色してお伝えします。

 

美容室には床を掃くというお仕事があります。

主にアシスタントのお仕事です。

そのお店の床掃きマニュアルには「お客様、先輩の仕事の邪魔にならないようにフロアの髪の毛を掃きます。」とだけ書いてあります。

さて、3人の新人がいます。

A君はただ床掃きをこなしています。

B君は工夫して床掃きをしています。

C君は工夫して床掃きをしながらも、他の仕事を見つけながら、先輩の仕事も見ています。

さて1年後、誰が一番成長するでしょうか?

(ネタ元:This is GARDEN / MESSAGE FROM TOP 「A,B,Cパターン」より☞http://www.garden-hair.jp/blog/message-from-top/6774)

 

3人ともマニュアルに書いてある「床を掃く」ということをしているのに、同じ仕事をしているのに、2倍も3倍も差がつく。この違いはまぎれも無く「意識の差」です。

与えられた仕事を「作業」としてこなすだけなのか、与えられた仕事に工夫と積極性をもっているか、与えられた仕事に創意工夫をもち、かつそれ以上のことをしようとしているのか

ネタ元の記事とは少しニュアンスが違いますが、「仕事は自分でつくるもの」という言葉はまさしく、ここに繋がってくるような気がしています。
そして何よりも自己実現の第一歩はここではないでしょうか。

自分はどの意識レベルで仕事をしているのか、もし、Aの世界で生きているなら、Bの世界を知ろうとする事、Bの世界で生きているなら、Cの世界に挑んでみる事。

「当たり前のレベルを”今よりも”上げる」

お店や組織、環境やマニュアルではなく、自分自身が明日から取り組めること。

僕自身も、常にそう在ろうとし続けたいと思います。

 

失敗を恐れない

考えて、考えて、考えるだけで終わってしまっては、元も子もありません。

考えたことを「実行する」そして「継続する」

これが非常に難しく、自分を振り返ってみても、客観的に見ても(美容師的お悩みあるあるNo.1「なんか最近うまく行かない問題」とか)、根気をもって継続していないパターンがほぼほぼではないかと思います。

それがクセになっちゃうと

「でも~」「でも~」「でも~」が口癖になってしまう「やる前からネガティブ病」を発病してしまいます。

やってダメだったら、また次!くらいの勢いで、いちいち凹まない!

やれば出来る!くらいの自信過剰な感じで大丈夫。やる前から失敗を恐れない!これが大切です。

僕はいつも「なんとかなるっしょ」と楽観視しています。猛爆

 

・・・

ここまで、書いてきましたが、なんでこの記事を書こうと思ったのか分からなくなって来ました。笑

得意技です。

きっかけは、先輩と話していて「最近、なんか緩くなってきたよな」という会話から、確かになーなんて考えていたら、とりあえずブログに書いてまとめてみよう、となったことからでした。てへぺろりん

僕らの頃は、先輩に片付けや裏仕事、シャンプーなんかをさせてしまったりしたら、「うおー!すいません!変わります!」っていう感じだったり、それに気付かなかった日には「クソー!!!!」というかなんというか「自分たちの出来る仕事領域における気概」というようなものがまだあったような気がしていて。

最近はというと、「あっ、ありがとうござますー!てへぺろー」みたいな何か焦りがないというか、それが当たり前と思っているような節があり。

別に全然いいんだけど、なんか、違うのかな?なんて思うこともしばしばで。

シャンプーのタイミングや裏掃除と表フロアのバランス、掃除、片付け、準備、頭をフル回転して、サロンを効率良く回すこ動かすことに必死だったような覚えがあるけど、忙しい土日なんかは、それが顕著に表れたりして、あぁーなんだかなーなんて思ったりする訳です。

 

まっ、育てきれてないってだけなんですけど、「わざわざ言うこと」と「わざわざ言わないこと」の区別の境界線と均衡が、時代と共に変わってきてるのかなぁ、なんて思っちゃったりした訳であります。

 

もし、これを読んでるうちのアシスタント諸君がいたら、少しでも何か響いてくれればいいかな、なんて思いながら、締めにしたいと思います。

 

何事も敏感に!柔軟に!

 

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この記事を書いた人

B-THREE BLD.トップスタイリスト・IT部部長佐藤雄樹 【310】
佐賀県唐津市出身。1986.6.11生。
大村美容専門学校卒業後、長崎SHINJU INTERNATIONAL入社。
B-THREE BLD. トップスタイリスト。
「美しい髪を共に創り上げることが出来る人」を目指し、お客様のライフスタイルやご気分に合わせた”似合う”ヘアスタイルを必ずご提案します。
またIT部部長として、同社WEB事業を手がけています。
何事もD.I.Y精神がモットーです。
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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. どうもお久しぶりです。7年以上前に何度か飲んだ、木村です。覚えてるかな?
    こちらは東京の小さな構造設計事務所で頑張っています。
    いやー、どの業界も同じなんだね。
    今まさに、「考える」へのベクトルを喚起させるにはどうすればいいのか、日々悩んでいます。
    自分が新人の時は先輩やボスに追いつけ追い越せで、負けるとわかってても挑んでたし、悔しさを得てより奮起してたけど、
    そういう骨のある人ってわずかだよね。
    教育の変化や、豊かさの弊害で生まれた潔癖症のような国民性が、大企業の歯車要因を量産しているのか・・・。

  2. おおー!覚えてるよー!
    NAS?の木村くんよね?
    久しぶり。

    本質は自分で気付くことなんだと思うけど、教育や文化という組織論になってくると、どうしてもそういう思考になってしまうよね。「プロなんだったら、そういう人材で溢れ返ってて当たり前」という価値観がスタンダードじゃなくなってきてる、もしくはそもそもいつの時代もスタンダードじゃなかったかのどちらかだな。笑

    お互い頑張ろう!

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