SATOWEB(佐藤雄樹)

あの雨は俺たちの涙、歴史と共に受け継がれるのは夢〜タマリスグローバルビューティコングレス創立70周年記念大会〜

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タマリスグローバルビューティコングレス(GBC)全国大会が幕を閉じました。今年は70周年記念大会、世界遺産・京都の二条城で初めて行われた全国大会。僕たちが全国の舞台に立つのは今回で2度目。沢山の人達の想いを背負ってグランプリを目指した今回、結果からいうと、カスリすらせず、ボロ負け敗退、残念無念また来週でした。本当にごめんなさい。沢山の応援ありがとうございました。
でもね、でもね、一つだけ声を大にして言わせて欲しい。
 
 
 
 
「この衣装で勝てる訳なくない?」猛爆
 
 
 
(ちょっと他の衣装と毛色が違い過ぎて、始まる前から気持ちが萎えてしまったのはここだけの話である。)

ちなみに、表彰式とアフターパーティーも夜の二条城で行われるはずだったけど、爆裂最強の雨男を発揮して、急遽近くのホテルへ変更。恒例のスペシャルゲストはメイジェイのLiveだったけど、それは雨の中刊行。雨が降っても歌上手かったメイジェイ。雨に濡れても顔は一つも崩れてなかった。ノリの悪い観客の前でもずっと笑顔でオーラィッて言いよった。プロだった。でも、あの雨は多分、俺たちの涙です。メイジェイごめん。

さて、ご存知かと思うけど、経験を言語化をして初めて自分に落とし所を見つけることが出来る僕は、家に帰り着いてから寝落ちするまで、この大会を通じての総まとめをしていたらかなりの長文になってしまいました。暇な方是非は見て行ってください。文章が苦手な人はまた気が向いた時に戻って来て読んでみてください。

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今から13年前、1年目のアシスタントの時のGBC長崎予選で何故か審査員特別賞を頂いた僕たちは、その年の全国の舞台を見たくて先輩が出場する全国大会に応援に連れて行って貰った。

本当に今の僕はあそこから始まったと言っても過言ではないくらい、大切なものをそこで教わった。それは別にヘアメイクがどうこうとかモデルがどうこうとか、バランスがどうこうとか、コンテストがどうこうとかそういう技術的な、限定的な要素ではなく、(そもそもそのレベルの話は学生の延長気分な自分達には何も分かっていない)これから先、自分達が美容師を続けていく上で心の中に持ち続けなければならない大切な”核”になる部分の話。

とは言え、見えそうで見えない、でも自分達を成長させてくれる何かがこの先にはあるのだろう、それを知っていきたいと思わせてくれるものだった。

その時、その場所でしか分からないことは沢山ある。だから何事も意欲的にチャレンジすることは凄く大切だ。むしろその積み重ねでしか人生は豊かにならない。改めてそう思う。そのキラキラした舞台をみて、当時の僕たちは必ず全国大会に行こう、一つずつステージを上げて行こう、「全国でグランプリを獲るまで絶対出続けよう」と誓い合い、紆余曲折を経ながらチャレンジし続けた。

それから10年後、今から3年前、僕たちは初めて、レベルの高いと言われる長崎予選でグランプリを勝ち取り初めての全国大会を経験した。10年の間に沢山経験を積み、視野も広がり、見える世界も変わった。審査員特別賞を頂いた。でもグランプリには程遠かった。10年前には感じ取れなかった、「全国大会の舞台に立った人だけが分かる差」を感じた。応援席とステージはほんの数メートルの差しかないけれど、感じるものの差は歴然たるものだった。

そして今回が3年ぶり2回目の挑戦。その3年の間に、ミラノコレクションのバックステージまで経験させて貰った。「木を見て森を見ず」とは言うものの、でも「森を知らないと木すら見えない」ことを知った。美容の世界で、いや、どの世界、どの環境、どのシチュエーションに於いても、木の集合体が森であるということ、いや、森は木だ、ということを理解するのに13年かかった。(いや、何当たり前のことを意味不明に偉そうに能書き垂れとるんじゃいと思うかと思うけど、これは本当に結構深いお話なのです。)

そしてまた少し成長した(はずの)自分で臨んだ今回のコンテスト。色々言われるけど、このコンテストの性質上(モデルと衣装が当日まで分からない)、予め考えられた持ち込みのデザインをそのままはめ込むことへの違和感が年々増していた僕は、どうしても、毎年の事ながら、本番が近付いても全然イメージが湧かない体質になってしまっていて、真衣子とはある一定の方向性の認識の共有だけでさほど具体的な話をしなくなった。(そこら辺は俺の一方的なスタンスなので真衣子には凄く心労と負担を強いらせている)毎回ごめん。

でもカッコ良く言えば、でも大丈夫、そんな事をしなくても、俺たちは全国で勝てるくらい成長したんだぜ、という事を証明したかった。でも、出来なかった。世の中そんなに甘くなかった。ちくせう。

長崎から沢山応援に来てくれたスタッフ達にも、遠く長崎から応援してくれているスタッフ達にも、ここまで成長させてくれて期待してくれていた社長にも、そして何よりペアの真衣子に、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
でも、それとは一方で、奇しくもこの場に、輝かしい未来と将来がある若手スタッフ達が、13年前の僕たちと同じような目をして応援に駆け付けてくれていた。「全国の舞台に立ちたい」という想いが彼らを動かしたのだ。その気持ちが嬉しかった。押し付けがましくなるのは嫌だけど、僕らが感じて来た経験の始まりを彼らにも感じて欲しかった。
言葉で伝えても、伝わることと伝わらないことがある。同じ場所で同じ経験をして、同じ言葉を聞いても、残るものはそれぞれ違う。同じ言葉を聞いても、聞く場所が違うだけで全然違う。だけど、その時間、その場所、その瞬間でしか感じれないことは絶対にある。今回彼らが何を感じたのかは分からないけど、そうやって脈々と受け継がれ始めているストーリーを感じる事が出来たのが、今回の全国大会の何よりの収穫だった。もちろん、結果を残せていれば何の文句も無かったのだけどもね。

今年の大会限りでGBCは終了するらしい。リベンジすることは出来なくなったけど、終わりを告げる瞬間に、次世代の息吹を感じることが出来たのはそれはそれで意味のあることだったかも知れない。まだまだ負けてられないなと、まだまだ知りたい事が沢山ある、終わりのない仕事、美容師は奥が深い、そんなことを改めて感じるひと時だった。

とにもかくにも、ここに全ては書けないけど、僕たちが生まれる前から切っても切れない関係性のあるタマリスさんとSHINJU INTERNATIONALのストーリーとそれにまつわる紡ぎの話。

また新陳代謝を図り、新時代に相応しい新しいコンテストになって帰ってくるらしいので、それを楽しみにしつつ、またその日まで、いやずっと日々を積み重ねて行こうと思います。

この記事を書いた人

B-THREE BLD.トップスタイリスト・IT部部長佐藤雄樹 【310】
佐賀県唐津市出身。1986.6.11生。
大村美容専門学校卒業後、長崎SHINJU INTERNATIONAL入社。
B-THREE BLD. トップスタイリスト。
「美しい髪を共に創り上げることが出来る人」を目指し、お客様のライフスタイルやご気分に合わせた”似合う”ヘアスタイルを必ずご提案します。
またIT部部長として、同社WEB事業を手がけています。
何事もD.I.Y精神がモットーです。
ご予約やご相談はお気軽にLINE@から。

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