SATOWEB(佐藤雄樹)

【ケアブリーチ】310的!ブリーチカラーを楽しむ為に必要な心得7選

2019年7月3日

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日々、ブリーチワークに向き合っている佐藤です。

ブリーチはヘアカラーの中でも最上級に難しい技術だと思っています。

毛髪の見極め、履歴確認、薬剤レシピ、塗布方法、塗布技術、etc…希望の色を叶える為に必要なことが沢山あります。

最近では当たり前となった【ケアブリーチ】なる処方も必要不可欠です。

ひと昔前の、ただブリーチを塗りたくり、対した処理もせずに「傷めてナンボ!」「抜いてナンボ!」みたいな時代が怖ろしく感じる今日この頃です。

ケアブリーチの売りとしては、【ダメージ98%カット】(94%やったかな?)なる魔法のような甘い言葉がつきものですが、お客様にきちんと正しい情報を伝えることも我々の使命だとも思っています。

そこで、久しぶりのブログ更新にあたり、ブリーチを使ったヘアカラーにおいて、大切な心得を10個にまとめたので、是非ご覧頂きたい。

それでは、レッツラゴー。

①普通にダメージする

冒頭でも述べた【ケアブリーチによるダメージ98%カット】という謳い文句は、あたかも、全くダメージしませんと言っているように聞こえますが、普通にダメージします。

なんだよ嘘かよって思う方もいるかと思いますが、嘘ではないけど、本当でもない、と言うのが近いニュアンスです。

ブリーチは、髪の構造を破壊して、髪のもつ色素を脱色する強い剤である為、ノーダメージな訳がありません。

そもそも髪のダメージがない人は生まれたての赤ちゃん以外はいない(と思っている)ので、ブリーチにおけるダメージ具合は、現状の髪履歴によって大きく左右されるということを知って欲しい。

初めてのヘアカラーの人がブリーチをすればそれは今よりも傷んだように感じるし、縮毛矯正やパーマを繰り返している人がブリーチをすればもちろん今よりも痛みます。

大切なのは ケアブリーチを使わないでブリーチするよりも、ケアブリーチを使えば、このくらいのダメージで済むのか! という

ハイリスク施術をいかにローリスクにしていくか、という所に着目出来るかどうかです。

②無理をせずにブリーチを楽しめる土台を作れ

ブリーチカラーがお初な方がよく陥りがちな病。

継続したヘアカラー(ブリーチ)で手に入るカラーが今日1日で手に入ると思ってしまう病

です。

ヘアカラーは、一般的に明るければ明るいほど、透ければ透けるほど、手間と年月がかかっているものと思って欲しい。

たまに、いや、よく、インスタとかで、【ブリーチなし!超透明感カラー!】とか書いて透け透けのカラーの投稿をよく見ますが、それはその日ブリーチしてないだけで、以前にブリーチされている土台あっての話です。(多分ね)

もしくは、髪質が神的に良くてブリーチなど使わなくてもハイトーンに持っていける髪質であるはずで、万人に言えることではないはずです。

何も知らないお客様からしたら、 「ブリーチなしでこんなカラー出来るなら最高かよ!」 ってなると思います。

なりませんから!

綺麗なヘアカラー、満足出来るヘアカラーを作るには、継続的に計画的に作られた土台(ベース) がとても大切です。

僕は、ブリーチカラーを継続的に楽しめる1日のブリーチ回数の限界値は
2回まで が幸せに過ごせるギリギリの猶予と考えています。

3回以上やると、次回のからの色合わせの難易度がデスタムーアとダークドレアムの撃破難易度くらい変わってきます。

③黒染めはするな!

美容師のヘアカラーにおける最大の敵と目されているもの、そう、 黒染め

もう黒染めが一瞬でも入った髪の毛は、ブリーチを用いても明るさの限界を突破することがほぼ不可能じゃないかと思ってます。

それがセルフで市販の黒染めとかでやってた場合には、尚更です。

黒染めに手を出すということは、黒染めをしていないベースに比べると遥かに期間と負担がかかる事を覚えておきましょう。

そして、どんだけ頑張っても黒染めの傷跡は残ってしまうので、ブリーチ後のオンカラー時には、濃いめのカラーを入れないといけないということを覚えてて欲しい。

透けっ透けのハイトーンはなかなかに難しいと思います。


↑暗染めをしていた時期の残り香のある中間部分


↑黒染めローライトの残ったブリーチ後の様子

暗くするにしても、 後に影響しない程度の抜ける暗染め をすべしです。

それは、美容室でしか出来ません。

黒染めに対峙した美容師は、おそらく8割方の確率で白目を向いているはずです。

(ちなみに、ここに関しては最大限の努力をして、結果五分五分くらいなんじゃないかという現時点での僕の見解であり、他の美容師さんのことは知りません。あしからず)

④ブリーチの塗り方の種類

ブリーチの役割としては、土台の色素を削ってオンカラー時の透明感を出す、いわゆる普通のカラーでは再現出来ない色味を表現することにあります。

しかしながら、色味表現や求める質感、なりたい像によって、その使い分けが大切です。

大きく3つの種類をご紹介します。

1.フルブリーチ

問答無用、全頭を100%ブリーチする手法です。

根元から毛先までMaxブリーチ。

ちなみに、僕は根元には極力付けないように頭皮を労わる系美容師です)

2.グラデーション(バレアージュ)

その名の通り、グラデーション状にブリーチを塗布して、根元は暗め、毛先は明るめというベースを作る手法。

一時期よりは減りましたが、未だに人気の表現です。というか定番化してきたかも。

1のフルブリーチをして、オンカラーでグラデーションを作る手法もあります。これは求める色や風合いでコントロールします。

チップハイライト

細かいチップをとって、髪に陰影を付ける手法。

いわゆる、ハイライトというもの。

バレアージュに比べて、やや筋感が出るのがポイントで、ブリーチ分量をあまり多くしたくない方にオススメです。

またチップの幅を変える事で、色の見え方をコントロールします。

2、3は、ベースに様々な抜け具合の髪が混在することで、絶妙な表情を作ってくれます。来店ごとに継続して分量を増やしていくことで、1回の来店では作れない綺麗なベースを作ることをオススメします。

地毛を一番温存する手法なので、透け感は一番出にくいです。

⑤リタッチにこだわれ

ブリーチカラーを継続して楽しんで貰うために僕が行き着いた答えは「リタッチ技術の向上」でした。

リタッチは、伸びてきた根元にだけアプローチする染め方です。

ブリーチをして、伸びて来た新生部をブリーチリタッチする技術は、おそらくヘアカラー技術で一番難しいと思います。

だからこそ、プロである我々は、そこから目を背けてはいけないと考えています。

ブリーチリタッチをせずに、ヘアカラーのみで対処すると、その次のカラー時期には、

新生毛(黒)→カラー褪色毛(茶色)→ブリーチ褪色毛(黄色)という3種類のベースを作ってしまうことになります。

2回しか染めてないのに3種類のベースになってしまうのです。僕は、個人的にこの現象がめっちゃ嫌いです。その辺のことは過去記事を読んでもらうと詳しく書いてます。

【ヘアカラー】2回しか染めてないのに3色になる不思議

ヘアカラーという技術が好きな私です。 「ヘアカラーにこだわりを持つ人を増やしたい」 そういう思いで、いつもサロンワークをしています。 今日は、そんなヘアカラーのクオリティを今までより少しだけレベルアップしたい方に送る、解説ブログです。 【色味にこだわる】lovers color(ラヴァーズカラー) …

ブリーチをお休みする人は別として、続けて楽しみたい方はリタッチにこだわれ!です。

⑥超ハイトーンは薄く薄く

ハイトーンカラーと言っても、1ブリーチで出来る色味と2回以上のブリーチが必要な色味があります。

特に2回以上のブリーチが必要なカラーの場合は、オンカラーでは薄め、薄め、をオススメします。

今、この色になりたい!という気持ちは百も承知の上で、その色になる為のベース作りをに2回、もしくは3回来店に分けて考えれるか、という所がとても大切です。

一度、超ハイトーンのベースが出来れば、先ほどのリタッチを続けていければもうこっちのものです。

ただし、初めてのブリーチ後のオンカラーでは、褪色が早いので求める色よりも少し濃いめをオススメすることもあります。

まとめ

実はこの記事、3ヶ月以上前に書き始めて、隙のないように書こうと思いすぎて⑦まで書いたものの、せめて10個くらいはないとなとか思いながらずっと放置していました。

後から追加したい項目が出てきたら追記するということでぬるりと公開しておきます。

早く日本特有の職業縛りのヘアカラー概念が少しでも緩くなる時代が来ますように。

この記事を書いた人

B-THREE BLD.トップスタイリスト・IT部部長佐藤雄樹 【310】
佐賀県唐津市出身。1986.6.11生。
大村美容専門学校卒業後、長崎SHINJU INTERNATIONAL入社。
B-THREE BLD. トップスタイリスト。
「美しい髪を共に創り上げることが出来る人」を目指し、お客様のライフスタイルやご気分に合わせた”似合う”ヘアスタイルを必ずご提案します。
またIT部部長として、同社WEB事業を手がけています。
何事もD.I.Y精神がモットーです。
ご予約やご相談はお気軽にLINE@から。

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