最近お客様でブリーチ祭りが賑わっています。
前回の記事でも書いたようにブリーチへのハードルが少しずつ低くなって来ています。
今日もそんなブログを書こうと思っている基本塩対応で有名な佐藤です。(砂糖なのに塩)
え?
【要ブリーチ】ダメージ必要最低限で作るホワイトヘアカラー
昨今ブリーチブームが再来しています。 その理由は これまでブリーチにおけるダメージを理由に手が出せないでいた方 に対してミラクルな薬剤が続々と登場していることがひとつ考えられます。 代表的なものでいくと ファイバープレックス 我がサロンにも導入しておりますし、もうそろそろ スマートボンド なる同様の製品も入荷予定です。 最大の特徴は え。これ本当にブリーチしたの? …
こちらで書いた 「均一化」 について良き画像をデータフォルダから引っ張ってきたので是非ご覧頂きたいということがひとつあります。
こちらはワンレンロングのフルブリーチです。
もちろんファイバープレックスを使用しています。
中間部分に濃いめのオレンジ色が残っているのがお分かり頂けるでしょうか?
これがいわゆる、残留色素というやつでございます。
前回までのカラー履歴によってこの残留色素がブリーチの邪魔をする訳です。
だいたいこういった履歴になる場合は、何処かのタイミングで暗めの色をした
場合に発生することがひとつ考えられます。
特に最近では根元暗めのグラデーションカラーが大流行しておりますので、その時のレシピ(色の作り方)によってはトラフィックジャムを起こす場合もあります。
この残留色素をいかに綺麗にとってあげて、根元から毛先まで均一な状態を作れるか、がブリーチカラーの腕の見せ所なのです。
一度流したらこんな具合です。
この日はここから更に中間毛先の残留色素を取り除く為のブリーチ2回目に突入しました。
その時の画像は撮り忘れたのでありまてん。
残留色素が綺麗に抜け去ることはほとんどないので、なるべく均一に向かわせることが次のオンカラーのクオリティを爆上げすることになります。
今回はなかなかに手強い残留色素だったのでオンカラーで均一化を図る工程を踏みました。
薄ーいベージュ系の色をのせて暗くならないように気を付けながらベースを整える作業のあと
次の日、もう一度薄ーくベージュ系を載せてクリームベージュ系統に。
その2〜3週間後にまた薄ーく色を被せて
こちらです。
なかなかいい感じに仕上がって来ています。
せっかくブリーチをして明るさを出した髪に対して、オンカラーでゴッソリ色を入れまくるのは個人的にはあんまりナウくありません。
ナウいのはやはり、今回のように計画的に薄ーい色を何層にも重ねる仕上げが最高です。
透明感を維持しながら明るめの色を持続させる。
これもひとつ、ハイトーンの醍醐味だと言えますね。
そんな感じで髪の毛の均一化のイメージがなんとなく分かって頂けたでしょうか?
ではまた次回をお楽しみに。
アディダス!