SATOWEB(佐藤雄樹)

インストのすゝめ

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はいどうもこんにちは。いっぺいです。もうすっかり春ですね。がっつり花粉症の自分にとっては毎年死にたくなる季節です。数年前にアレルギー検査を行った時にスギとヒノキだけがっつりアレルギー反応が出たので、もうそれ以降抗うのをやめました。薬飲んで空気清浄機をギャンギャンに焚いた室内で静かに暮らしたいです。竹下一平は静かに暮らしたい。アレルギーって色んな種類があるけどさ、卵とか小麦とか甲殻類なんかの食べ物系はそれ食べんどけばいいし、イヌとかネコの生き物系は近寄らんどけばいい、ハウスダストとかならマメに掃除すればいい、でもスギとかヒノキとかの植物系はもう避けようがないんよね。この国に生きとる限りもう逃げ場がない。外に出たら一撃やもん。だからもう空気清浄機をガン焚きした室内でじっとしとくしかない。竹下一平は静かに暮らしたい。

はい別に枕は今回書きたいコラムに一切関係ないです。ただ花粉症のしんどさを愚痴りたかったのと、竹下一平は静かに暮らしたいを言いたかっただけです。分からん人はジョジョを4部まで読んでください。キラークイーンの能力についてはいまだにちょっと釈然としないところがあるよね〜。

さてさて、音楽の一つジャンルとしてインストゥルメンタル、俗に言う「インスト」というものがありますよね。言葉や歌詞のない、音楽の演奏のみで構成された曲。歌詞のある曲はもちろん大好きで、詞がダイレクトにぶっ刺さりやすいタイプのバンドや曲が好みなんですけど、スーパー雑食人間の自分はインスト曲・インストバンドも凄ぇ大好きです。インストの良いところは、いちいち詞の意味とか考えんで良くて、何かの作業とか考えごとしながらサラッと聴きやすいところ。テレビとか見ててもふとした時にインストバンドの曲が使われてること多いです。スポーツ特集とか特に多い。今回のコラムは、自分のお気に入りのインストバンドのただただ紹介記事です。一挙蔵出しオススメ大放出祭りを開催します。これを機にどれか一つでも気に入っていただければ幸いです。

※今回は計12組の紹介という大ボリューム記事になりました。めっちゃ長文でも嫌いにならないでください。

1. PE’Z

自分がインストにハマるきっかけになったバンドです。ペズ。1999年に結成され、2015年に惜しくも解散してしまいました。解散ライブには友人の城咲仁と行って来ました。今でも再結成せんかなーってずっと期待しています。5人組バンドなのですが、メンバーの1人に元・東京事変の「H是都M」ことヒイズミマサユ機氏がいます。東京事変の結成当時、元々椎名林檎が大好きだったいっぺい少年はもちろん東京事変もデビューシングルから全部買い集めるほど東京事変にハマり、椎名林檎以外のメンバーは東京事変以外にもそれぞれ他にバンドを組んでいたことを知って、それでH是都Mが元々組んでいたPE’Zに辿り着いたという寸法です。PE’Zはいわゆるジャズ・インストゥルメンタルバンド。トランペット・テナーサックス・ウッドベース・キーボード・ドラムという5人のパートから成り立ってます。

めちゃくそかっこいぃぃいいー。本当に解散が惜しい。インストバンドにはボーカリストがいないため、曲にアクセントを持たす意味でもサックスとかトランペットなんかの主張が強い楽器が映えやすく、故にジャズとの相性が抜群っすよね。ほんとPE’Zかっこいい。大学生の時に友達を自分の車に乗せてた時に車内でPE’Zを流してたんですが、友達が「何この頭良さそうな曲?」っつってきまして、何だその頭が悪そうなコメントはって思ったのを覚えています。頭が良く見られたい人にもオススメのバンドです。

2. SOIL&”PIMP”SESSIONS

PE’Zに続き、こちらもジャズインストのバンドです。読み方はソイルアンドピンプセッションズ。通称・SOIL(ソイル)。結成は2001年、2003年にほぼ現行のメンバーが固まり、まだ所属事務所もなく音源未発表という段階でその年のフジロックフェスティバルに出場するという快挙を成し遂げました。長い期間6人のメンバーで活動してきましたが、2016年10月にサックスが1人抜けてしまい、現在はサックスをサポートで入れる形で5人での活動を続けています。確かな演奏力とクールな雰囲気を漂わせながらも、ラフでエンターテイメント性の高いジャズを持ち味とし、その攻撃力の高い楽曲をメンバー自らは「デスジャズ(DEATH JAZZ)」と称しています。

今回このコラムで取り上げるバンドの中で、おそらくSOILのライブを一番多く観に行ってます。いつも否応無しにフロアをブチ上げてくれる彼らのDEATH JAZZはまじでかっこいいです。今年の5月には、サックスが抜け5人体制になって初のアルバムリリースとそれに伴う全国リリースツアーを予定しており、福岡は平日だったのですが自分も何とかしてツアーに行きたいと思ってます。SOILのライブは全く泣くような要素ないんですけど、自分は涙腺が狂っているので、去年のCOUNTDOWN JAPANでのSOILのライブ観て泣いてしまいました。元晴(サックス)抜けたのに頑張ってんなぁ。。SOIL良いライブするなぁ。。楽しいなぁ。。って思ってたら気付いたら泣いてました。ほんとやめてほしいこの涙腺。当日は朝から馬鹿みたいにお酒飲んでたんでそのせいということで。

てかSOIL&”PIMP”SESSIONSってバンド名がまずかっこいいっすよね。個人的に「○○&○○ズ」みたいなバンド名がめちゃくちゃ好きで、SOILの場合もうバンド名からして120点です。(他には「VOLA & THE ORIENTAL MACHINE」とか「倭製ジェロニモ&ラブゲリラエクスペリエンス」とか。)

3. KAGERO

次もジャズインストバンド。カゲロウ。2005年結成の4人組インストバンドです。カルテット編成とは思えない超攻撃的な轟音とパンクスピリット溢れるライブパフォーマンスが何よりの武器。KAGEROはよくサーキットなんかで観に行くことが多いんですけど、大体その日の一番の印象を掻っ攫っていきます。色んなバンド観たけど結局KAGEROの爆音が一番かっこよかったなぁみたいな。

先述のPE’ZやSOILは割とメジャーシーンでも活躍しているんですけど、KAGEROの主戦場はアンダーグラウンド。めっちゃアングラ。アングラって言葉はKAGEROのためにあるんじゃないかってぐらいのアングラです。そこがまたチャラチャラしてなくて良いと言うか、好感が持てる。

ただ、KAGEROはここ2〜3年ぐらいやや活動のペースが落ちてます。と言うのも、メンバーの1人である白水悠氏(ベース)がサイドバンドを結成したからです。その名も「I love you Orchestra」。I love you Orchestraもインストバンドで、プログレな感じでこれはこれでめちゃくちゃかっこいい。

I love you Orchestraはまだライブを観たことがないので、いつか観に行きたいです。

4. jizue

2006年結成の4人組インストバンドです。ジズー。ロックやハードコアに影響を受けた魂を揺さぶるような力強さ、ジャズの持つスウィング感、叙情的な旋律が絶妙なバランスで混ざり合ったサウンドが強みのバンド。国内のみならず、海外においてもその圧倒的な演奏力で高い評価を得ています。jizueの楽曲はめちゃくちゃお洒落で旋律が美しい。お酒飲みながらゆらゆら聴いてたいような曲が多いです。

2017年秋にはメジャーデビューも果たしたjizue。今後ますます活躍のフィールドを広げていくと思います。

5. SPECIAL OTHERS

今さら紹介なんてって感じですが、インストバンドという括りで自分も大好きなバンドのため一応。今回のコラムで取り上げるバンドの中では一番のビッグネームだと思います。スペシャルアザーズ、通称・スペアザ。結成は1995年で、もうベテランもベテランですね。自分が大学生の頃にはすでにメジャーバンドで今までずっと聴いてきたもんなぁ。

AIMSなんかギターとドラムが別のテンポで演奏しとるのに曲全体として統一感があって心地よくて、ほんとセンスの化け物みたいなバンドですよね。流れるように刻みつけられる音それぞれが独立しとるし、それでいて調和が図れている。天才かよ。メンバー4人全員がヒゲもじゃもじゃでも、こんだけかっこいいんやからオールOK。

2016年のCOUNTDOWN JAPANやったかな、カウントダウンも終わって元日を迎えた夜中の3時、1日中遊び回ってヘロヘロになりながらもスペアザ聴きたくて頑張って夜中3時にもう一段階ギア入れてスペアザで踊ったのは良い思い出です。

6. あらかじめ決められた恋人たちへ

1997年に活動を開始した、池永正二氏によるユニット。当初はソロでの活動でしたが、2008年よりバンドの形式を取るようになり、現在はメンバー7人という大所帯バンドになりました。通称・あら恋。インストバンドの場合、例えばジャズインストやったらサックスやトランペットなんかのアクセントの強い楽器が主旋律を担うことが多いと言いましたが、あら恋の場合はそれが鍵盤ハーモニカ。一風変わった編成のバンドやけど、鍵盤ハーモニカがいい具合に叙情的な雰囲気を作って、今風に言うとめちゃくちゃエモい楽曲が多いです。

さっき今回のコラムに挙げるバンドで一番ライブ観に行ったのはSOILって書いたけど、もしかしたらあら恋もトントンぐらい行っとるかもしれん。SOILもあら恋もライブ相当行ったなぁ。そんぐらい好き。このPVも、好きな全PVの中でトップ10には入る。タイトルバックのタイミングとか完璧。

最近ではバンド名にちょっと物珍しい名前を付ける、一種のキラキラネームみたいなバンドも増えてきましたが、あら恋はそのハシリみたいなバンドじゃないですかね。もうキャリア20年ですからね。

7. SAKEROCK

2000年に結成、2015年6月に惜しまれながら解散したバンド、サケロック。ちょっとSAKEROCKに関しては言いたいことが凄ぇあるんすけど、いったんMV見てください。

はいMV見て気が付いた人ぉー。はいそうですSAKEROCKは星野源がかつて組んでたバンドでーす。今みんな大好きな星野源でーす。もっと言うなら浜野謙太もいまーす。今まで世の星野源好きに対して、特に逃げ恥以降に爆発的に増えた星野源好きと出会った際はほぼ決まってSAKEROCKも好きかどうか聞いていたのですが、好き嫌い以前にそもそもSAKEROCKを知らん人が圧倒的に多すぎる。別にマウンティングしたいわけじゃないんですけど、SAKEROCKも聴いてないくせに星野源が好きって言わんといてほしい。結局は俳優としての、ソロアーティストとしての星野源が好きなだけで、きっと過去に組んでたバンドなんてどうでもいいんやろうなぁ。自分はSAKEROCKが昔から好きで、そのフロントマン・星野源も好きやったんやけど、特に逃げ恥以降謎の特需が発生してしまったせいで星野源が好きって言うのが恥ずかしくなってしまいました。俺は別に踊ったりドラえもんの歌を歌う星野源は見たくなかった。ただドロドロしたサブカル臭を漂わせた星野源が好きやっただけなのに。

8. VIDEOTAPEMUSIC

2004年頃から活動を開始、本名は公表しておらず「VIDEOTAPEMUSIC(ビデオテープミュージック)」という名前での活動を行っているソロアーティストです。音楽活動のみならず、地方都市のリサイクルショップや閉店したレンタルビデオショップなどで収集したVHS、実家の片隅に忘れられたホームビデオなどの古今東西さまざまなビデオテープをサンプリングして、映像と音楽を同時に制作しています。ちょうど活動を開始した2004年頃がVHSからDVDへの移行期の真っ最中で、安く大量にVHSを手に入れる機会があり今のスタイルに辿り着いたそう。VHSの映像とピアニカを使って自身のライブをするほか、他のアーティストへのMV制作、VJ、DJ、イベントのオーガナイズなど、多岐に渡る活躍を見せています。

VIDEOTAPEMUSICのライブは、どこか懐かしさと温かみのあるVHSの映像に目を奪われて、心地よい音楽に気分が開放的になり、このままライブ終わらんとってくれずっとこの空間におりたいって気持ちになります。ちびちびお酒飲みながらゆらゆら踊ってたいような空間。もう2年ぐらいライブ行けてないなぁそろそろ行きたい。

9. LITE

2003年結成のインストバンド、ライト。国内での活躍もさることながら、結成当初より海外のレーベルでも音源をリリースし瞬く間にその名を轟かせて、ソッコーでイングランド・アイルランドツアーに行ってます。化けもんかよ。楽曲の特徴は、プログレッシブで鋭角的なリフやリズムと、エモーショナルなサウンド。LITEみたいなバンドが、歌詞無しでも充分に通用するインストバンドの真髄やと思うなぁ。

LITEは、自分の大好きなMOROHAともよく対バンを組みます。どちらかと言うとMOROHAの方がLITEに惚れてるといった感じです。またバチバチにやり合う2組が見たい。

10. FULLARMOR

2002年結成のインストバンド、フルアーマー。メンバーはストレイテナーのホリエアツシ、Nothing’s Carved In Stoneの大喜多崇規、ストレイテナーとNothing’s Carved In Stoneを兼任する日向秀和(通称・ひなっち)、そして先述のLITEの井澤惇の4名。超豪華バンドです。インスト界の銀河系軍団です。4人それぞれが忙し過ぎて、FULLARMORはしょっちゅう活動を休みます。特にベースのひなっちね。自分はベーシストの中でひなっちが3本の指に入るぐらい好きなんですけど、この人まじでどうにかしてて、現在はストレイテナー、Nothing’s Carved In Stone、FULLARMOR、killing Boy、EORという計5バンドを掛け持ちしている他、木村カエラやSuperfly、MIYAVIなんかのサポートも務め、その上たまにソロでも活動しています。元々はART-SCHOOL、ZAZEN BOYSにも所属していました。そりゃFULLARMORしょっちゅう活動休止なるわー。

忙し過ぎてかどうかは知らんけど、ひなっちはパニック障害を患っています。FULLARMOR好きやからもっと活動してくれたら嬉しいけど、身体に気を付けながら程々にバンド活動してくれたらもうそれでいいです。でもFULLARMORだけじゃなくてストレイテナーもNothing’s Carved In Stoneもkilling Boyも待ってます。

あとこれは関係ないけどひなっちはTwitterがめちゃくちゃ面白くないです。自身の愛称・ひなっちと掛けて、ほぼ毎朝起きたら「おはっちー!」ってツイートします。

11. 溺れたエビ!

バンドキラキラネームの1つですね。溺れたエビ!。元々は「溺れたエビの検死報告書」ってバンド名やったんやけど、2016年に改名して現在の「溺れたエビ!」となりました。何で改名したんやろう、前の方が好きやったとに。活動歴は長く、結成は2001年。2014年にはフジロックフェスティバルへの出場も果たしています。これは是非ライブ動画でどうぞ。

カオス!!バンド名もさることながら、ステージ上でもだいぶふざけ倒している。やってることはMAN WITH A MISSIONと一緒。と言うか活動歴で言うと溺れたエビ!の方が先にこのスタイルでやってたんで、マンウィズは一回パクってごめんなさいって謝ってほしい。まずその奇抜な容姿にどうしても目を持っていかれてしまい、否応無しに世界観に引きずり込まれてしまうんですが、曲の展開やセッションなどバンドの実力としてもかなり高い。最終的にはその演奏力でフロアを丸ごと盛り上げてしまう力はもの凄いものを持っています。あとこの手のバンドは顔出しNGってパターンが多いけど、溺れたエビ!に関してはリーダーは普通にメディアに顔出ししてます。凄ぇ人の良さそうなおにいちゃんです。そこら辺も好感が持てます。

12. →Pia-no-jaC←

まず読み方が難解っすよね。これで「ピアノジャック」って読みます。略称ではよく「→PJ←(ピージェイ)」って言ったりします。→PJ←はピアノとカホンの2人組ユニットで、ユニット名の→Pia-no-jaC←を左から読んだら「Piano(ピアノ)」、右から読んだら「カホン(Cajon)」と読めるというわけですね。「ピアノとカホンの二つの楽器でライブ空間をジャックする」という意味が込められています。いよいよ名前にもトンチを利かせる時代に突入ですよ。

→PJ←は2005年に結成されて、先述の通りピアノとカホンのみのとてもシンプルな編成。なのに音に厚みがあって、ライブでの見応えは充分です。

→PJ←もね、2013年の野音ライブやったかな、昼からBBQしててめっちゃ酒飲んだ後にライブに行ったら楽し過ぎて泣いてしまうという事件が勃発しました。酔ってたせいです。この時点で→PJ←は持ち曲が50〜60曲ぐらいあったんやけど、全曲ライブっつってまじで持ち曲全部を披露するライブをやったんよね。長時間お客さんを盛り上げ続け、全力で曲を披露する2人が格好良くて、楽しくて、気付いたら普通に泣いてましたね。あと酔っ払ってましたからね。泣いたのは酒のせいです。今年の秋にはまた野音で5年ぶりに全曲ライブを行います。現時点で持ち曲は100曲を超えているので、果たしてどんなライブになるのか。こういう時に福岡住まいを呪うよね。行きてぇぇええ。

 

以上、今回はいつにも増してかなりディープなバンド・ユニットばかりを取り上げたコラムになったと思います。絞れるだけ絞って12組に収めましたけど、もっと他にも紹介したいインストバンドはたくさんいます。けど流石に20も30も取り上げるわけにはいかんかなって判断の基に厳選した12組です。可能なら全組添付のMV見てほしいぐらい。

それではまた、気が向いた時に。

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